「…はい、先ほどお詫びは済ませました。…はい、直帰します。よろしくお願いします…」
とりあえず、店に電話を入れ、直帰する段取りをつけました。
今日はシフトの割り当てもないし、この分だといつまで雨宿りすることになるか分かりません。
連絡はつけたので、とりあえず急ぐ必要はなくなりました。
2人して、狭いスペースで身体をかがめながら、外の様子を伺います。
大の大人がやることにしては何ともマヌケな絵面でしたが、こうなるとやむを得ませんでした。
「はあ、これ、いつやむかなあ」
「どうだろう…最近、土砂降りって言ってもけっこう長いしね…」
「遅くなるようだったらちょっと酒でも飲んで帰る?」
「あ、それいいかも。でも、できれば早く上がってくれた方がいいな」
「ごもっとも。この姿勢で立ってるの、きついしな…」
こうなると、話すくらいしかやることがありません。
私はぼんやりと外を見ながら、時間を潰せるような話題はないかと考えました。
ふと、E子が言いました。
「懐かしいなあ」
「ん?」
「子供の時、こういうところで友達とよくおままごとしたなあって思って」
「やっぱ女の子と?」
「普段はね。男の子の友達が一人だけいて、その子ともしたよ」
「へえ、彼、恥ずかしがったんじゃないの?」
「そうでもなかったよ。わたしがお嫁さん役すると喜んでたし」
「そんなこと言って、実はE子の方が喜んでたんじゃないの?」
「…ん、そうかも」
「意外にロマンチックなとこあるじゃん」
「な、なに言ってるのよ!あなただってそういうのあったんじゃないの!?」
軽くからかうくらいのつもりだったんですが、照れてしまったようです。
彼女は顔を赤くして切り返してきました。
「…俺はそういう遊びしてなかったからなぁ」
「ふうん。でも、あなたのことだから女の子の友達はいたんじゃない?どういうことしてたの?」
「まあ普通にブランコとか鬼ごっことかかなあ。…まあ、あとはスカートめくりしてからかったりとか」
「それ、遊びじゃなくてセクハラじゃない」
「あの頃はそういう言葉知らなかったからな」
「昔からスケベなのはよくわかったよ」
「…否定はできないわな。何だったら、今スカートめくってやろうか?」
「ホント、筋金入りね…」
ものすごい会話と思われるでしょうが、俺とE子の会話は普段からこんな調子でした。
だから、E子も呆れながらも平然としていました。
ただ、話の流れが変な方向にいったのは、ここからでした。
「でも、わたしもかなり変なことしてたから人のこと言えないかも」
「興味あるな、何してたの」
「おちん●んいじってみたりとか」
「!?」
「変な意味じゃなくてね、男の子のあそこって、わたしたちとは見た目から違うじゃない。珍しかったのよ」
「エグい…。それ、スカートめくりどころの騒ぎじゃないって…」
「そうかなあ。男の子も別に嫌そうじゃなかったよ?ああ、あとね」
「まだ何かしてたの?」
「こういうの」
E子は、据え付けられたコンクリート製のテーブルに手を置き、スカートの前を擦り付けるような仕草をしました。
「一時期よくやったよ」
「おい、それ、オナニーじゃねえか…」
「そういうことになるのかなあ。たまたま気が付いたの。そうすると気持ちいいなって」
子供の時の話とはいえ、さすがに露骨すぎました。
しかも、それを話しているのは、目の前のすっかり成人した彼女です。
なまじ想像が膨らむ分、最近の性行為のあれこれをきかされるより、雰囲気的にはよほど淫靡でした。
これで勃起するのはさすがにどうかとは思ったのですが、意思に反して股間は既にたぎり始めていました。
「ん?」
彼女はあっさりと、俺の変化を見破りました。
何しろ、先日の一件で、一度は俺の興奮ぶりを見ているわけですから。
「あれ、こんな話で勃っちゃったの?」
「仕方ないだろ…」
「ふーん…」
さすがに俺も照れていました。
E子は興味深げに俺の下半身を見ていましたが、ふと俺から視線を外しました。
「わたし、正直雨の日って好きなのよ」
唐突に、E子が脈絡のない話を口にしました。
「え、何の話?」
「気分の問題なんだけど、自分だけの世界って感じがするの。他の人の世界から切り離されちゃったみたいな」
何の話をしているのかよくわかりませんでしたが、とりあえず返事を返します。
「なんとなく寂しいイメージじゃない、それ?」
「うーん、そうかなあ?わたしの中では割といいイメージなんだけど」
イメージの違いはあれ、なんとなく言いたいことは分かる気がしました。
この雨では本来の客層である子供たちはいませんから、なおさら自分だけの世界という感じです。
「まあ、静かって意味ではそうかもな」
「そう、静かなの。誰もいなくてね。なにしても誰も気づかないの」
そこまで言われて、俺はE子の意図を悟りました。
彼女の方を見ると、目が熱っぽく潤んでいました。
「もうこの公園、今日は誰も来ないよね。私たち以外」
「これ、どうやっても濡れるけどいいのか?」
「もういいじゃない。あきらめようよ」
「っと、下手すると頭ぶつけそうだぞ、これ…」
「我慢しよ。この間の続き、したかったでしょ?」
「そりゃそうだけどさ…まさかこうなるとはな」
俺とE子は、家形ベンチの狭いスペースの中で四苦八苦していました。
このタイプの遊具にしては大き目とはいえ、それでも身体を動かすには狭すぎます。
それでも、一度入ったスイッチは止まりませんでした。
俺もそうでしたし、先日中途半端だっただけに、彼女も欲求不満だったのかもしれません。
彼女が立っている側のスペースに移動します。
彼女は彼女で、もうスカートに手をやって、パンストと下着をずらし始めていました。
「なんだよ、せっかちだな」
「だって、どうせなら早くしたいじゃない」
「そういうもんかねえ」
言いながら彼女の隣に立ち、俺もジッパーを下げます。
自分でも驚くほどに膨らんだ肉棒が、トランクスの前ばりを突き破って飛び出してきました。
「やっぱり元気だなあ…」
目を細めて、彼女が手を伸ばしてきました。
軽く肉棒をさすります。
「あ、ちょっとピクピクしてる」
「今日はE子、なんかすごいな…」
「そんなにわたし、感じ違うかな?」
「ああ、なんとなくな」
「うずうずしてるからかな」
E子の股間にも手をやります。
既にパンティは下ろしているので、直に触れる状態です。
指先が触れた時点で、彼女の興奮具合を悟りました。
膣の入口だけではなく、周囲の陰毛までベトベトです。
彼女が真っ先に下着を脱ぐのも納得してしまうほどでした。
それでも、一応手探りで襞をかき分け、クリトリスを上から優しくなでます。
「んっ…あ、クリも、いいんだけど…」
「だけど?」
「今日はもう、そのまま入れて欲しいなあ…」
「本当に興奮してるんだな」
「うん…それに、わたし中の方が好きなの」
「そうなのか?」
「…そっか、意識してなかったけど、そういうのはまだお互い知らないんだよね」
「そうなんだよなあ、何か入れる以外にリクエストとかある?」
「この広さじゃ、大したことはできないでしょ。今日は中だけでいいよ」
「了解」
「でも、そのかわり最後までいかせてね」
彼女は前に向かって身体を曲げ、お尻を突き出しました。
そして、片足をベンチの座面に乗せる形で、なんとか脚を開きます。
俺も片足をベンチに乗せながら、後ろから彼女の背中に覆いかぶさるようにして、なんとか体勢を整えました。
一応形としては立ちバックということになるんでしょうが、かなり無理があります。
ですが、それがこの状況、このスペースでなんとかSEXできそうな、唯一の体位でした。
すっかりたぎっていたのが幸いして、この姿勢でも萎えることはありませんでした。
「やってみると相当キツイね…」
「大丈夫か?」
「なんとか…それに、もう我慢できないよ…」
「よし、じゃあ入れるぞ」
「うん」
彼女の腰をしっかり抱えてから、俺は股間を思い切り前に押し出しました。
「あううんっ!」
彼女がピクリと震えて、かわいい声を上げます。
「敏感じゃん」
「だ、だってえっ…これ、いいんだもんっ!」
彼女の反応はかなり激しい物でした。
ですが、そういうE子の膣内も抜群です。
はじめて入れたE子の膣はかなり肉厚で、うねうねと俺の肉棒を押しつぶしました。
「なんで、なんでこんなに、感じちゃうのおおっ…!」
身体を歪め、身動きも十分に取れない状態にもかかわらず、彼女は叫びました。
俺も喋る余裕はありませんでしたが、興奮の度合いが明らかにちがいました。
「あんんっ…、き、きついっ…きついけど…いいっ…」
正直、ラブホなり部屋なりであれば、もっと腰も思い切り振れたでしょう。
体位だって、はるかに自由がきいたはずです。
ですが、今やっているSEXは、そういうやりやすさとは違った気持ちよさがありました。
その場だけのノリでする、即席の、安っぽいこと極まりないSEX。
その薄っぺらい雰囲気に、俺はゾクゾクしました。
「あうううっ…ひんっ!あ、いい、あんまり動いてないのにいいっ!」
「なんでだろうな、ホントにっ…!」
「あ、あひいいんっ…!も、もうイキそうっ…なんでこんなにぃっ!」
「…じゃ、もうひとふんばりするか…!」
「んんんんんんっ…!あはあっ、はあっ…あううううっ!」
俺もかなり感じていましたが、E子の反応はもう狂乱の域でした。
みるみるうちに昇り詰めていくのが、後ろから抱きかかえている俺にもわかります。
それが感染したのか、俺も射精がちかづいてきました。
「お、おい…もう、イくけどいいか…!」
「い、いいよっ!いっちゃっていいよっ!」
「う、うおっ…」
「ひ、ひい!い、イくぅ!もう、もうだめえええっ!」
彼女の声が途切れた瞬間に、俺は肉棒を膣から引き抜きました。
ギリギリでした。
身体をくっつけたままだったので直接は見えませんでしたが、ありったけの精液が身体の下で噴出し、彼女の下半身に向かって飛び散りました。
「あ…お尻、ベトベトぉ…」
彼女が小さな声で言います。
身体をなんとか彼女から引きはがしてみると、お尻どころか陰唇周辺も太ももも精液まみれになっていました。
愛液がまだ止まっておらず、ぽたりとベンチの足元にしたたり落ちていきました。
幸い、雨はそう時間が経たないうちにあがり、俺たちは大急ぎで帰宅しました。
夏場とはいえ、濡れた服をいつまでも着ているのはつらいものがあります。
無理矢理曲げていた身体が、今にもツリそうでした。
居酒屋も、当然なしです。
そもそも酒を飲めるほどの体力が残っていませんでした。
その後も、E子とは仲のいい同僚として付き合いが続いています。
予定があう休日は、どちらかの部屋でSEXしたあと、ブラブラ出かけたり、食事をしたりといった感じです。
相変わらずちゃんとした付き合いにはなっていないので、セックスフレンドということになるんでしょうか。同僚として仕事をしている時間の方がはるかに長いので、セフレというと何となくイメージに合わないんですが。
お互いのツボもだんだんわかってきて、気持ちよさはやはり上がってきています。
ただ、興奮度合いだけでいうと、あの最初のSEXには及ばないんです。
やはり、状況が特殊だったせいでしょうか。
E子もその点は感じているようなので、次の機会にはちょっと変わった趣向で試してみようかと話しています。
ただ、それにしたって、あの家型ベンチでやるのはさすがにきつすぎるので、もうごめんですけどね。